ギャラリーや廊下にパネルを展示。お互いのファミリーのアイデアに刺激を受ける。

震災復興という社会的なテーマに対し、
卒業後のシチュエーションを想定した学年混合のチーム編成で取り組む。
2011年度からのデザイン学科の新しい試みとして、学科内の全教員・全学生が参加する「デザインプロジェクト」がスタートしました。総勢350人の学生が参加するデザイン系の授業は、東海地区最大規模。現在の日本における最重要課題である「震災復興」に対しデザインができることを考え、企画・制作・展示・プレゼンテーションを行いました。
また、1~4年次の学生が混合で「ファミリー」と呼ばれるチームを構成することで、学年間の交流を深め、卒業後、デザイナーとして社会で活躍するために必要なチームワークや、コミュニケーション能力を養うことも目的のひとつ。ファミリーとしての活動は、卒業生を送り出した後も毎年の新入生を迎え入れ、継続的に行われる予定です。

ギャラリーや廊下にパネルを展示。お互いのファミリーのアイデアに刺激を受ける。

手順をわかりやすく解説した救急処置セットを企画・デザイン。とっさの判断を助ける。

放射線の影響を受けない地下空間で、地元商品の製造~販売が行える巨大施設を提案。

被災地に送られるダンボールの内容を、用途別にわかりやすくピクトグラムで表現。

プレゼンテーションに向け、28のファミリーそれぞれが一丸となり制作を進行。

数百人を前にした大講堂での発表は、プレゼンテーションスキルを磨く絶好のチャンス。
ファミリーは仲間であり、
仕事を進めるパートナーの集団。
デザイン学科 4年 川合 祐未
私たちのファミリーでは、被災地との距離も考え、名古屋で実行できて被災地のためになるような「実現性」に焦点を当てた企画を立てました。もちろん、立案に当たっては意見の食い違いなどもあったのですが、各学年ごとに責任者を設け、期日までの役割を明確に分担することで組織としてのまとまりを強化し、企画を束ねていくことができました。卒業すれば仕事の相手は同世代ばかりではないですからね。学内にいるときから学年混合でお互いを仕事のパートナーだととらえ、組織の動きを疑似体験できるのは、今後も非常に役立つことだと思います。


デザインスキルだけでなく、根本的な コミュニケーションのスタンスから学べました。
デザイン学科 1年 福井 優太
高校時代にオープンキャンパスに参加し、デザインに打ち込む先輩の姿に憧れて入学を決意した私にとって、今回のようなチーム編成は非常に刺激的でした。最初は先輩たちの話についていくことすらできなかったのですが、徐々に発言の機会を与えてもらえるようになってからは、プロジェクトの一員であることを自覚し、積極的に取り組めるようになりました。わからないことが多いのは当然だと思いますが、それをどう上手く先輩から教わり自分のスキルにしていくのか、というコミュニケーションの根本的なスタンスから学ぶことができましたね。