保育・幼児教育のプロをめざして学んだ学生の4年間
学内外でたくさんの子どもと触れ合い、学んだ知識を現場で実践することで、経験値が上がり、自信につながりました。
Story 01
[取得資格・免許状]
  • 保育士
  • 幼稚園教諭一種
  • 小学校教諭一種
この道をめざしたきっかけ
内気な私に、友達と遊ぶ楽しさを教えてくれた
保育士さんに憧れました。

保育所に通っていた時、引っ込み思案だった私をやさしく友達の輪に入れてくれた先生は、ずっと憧れの存在でした。私自身も年下の子どもたちとかかわるのが好きで、自然に保育士になろうと決めていました。保育士をめざせる大学はたくさんありますが、学内で子どもと触れ合える「子どもケアセンター」に魅力を感じ、名古屋学芸大学を選びました。

1年次

子どもの発達や保育の意義など、基礎を学習。課外活動で多様な子どもたちと交流しました。

1年次は、子どもの発達や保育の意義、子どもとのかかわり方など、子どもと保育に関する知識を講義を中心に学び、基礎を固めました。「子どもと環境(保育科指導法Ⅰ)」の授業では、実際の保育現場の映像を見ながら、子どもの行動特性に配慮した保育室のレイアウトや、死角のない保育士の立ち位置などを考察。何気ない保育士の行動や遊具の配置ひとつにも意味があることを学び、保育士の仕事の奥深さを実感しました。また「子どもケアセンター」での託児ボランティアや「遊びの交流会」、サークル活動などを通して、子どもたちと積極的に触れ合い、学んだ知識を実践しました。

オーストラリア海外研修 英語や海外の保育に興味があったので、1年次に海外研修に参加しました。現地の幼稚園での体験学習では、4歳児クラスに5日間入り、自主性を重んじる教育スタイルや、ITを取り入れた授業に触れ、視野が広がりました。
2年次

手遊びの発表や模擬保育などで実践力を養い初めての「保育所実習」に臨みました。

2年次になると、手遊びを考えて発表したり、指導案を作成し模擬保育を行ったりするなど、現場を想定した実践的な授業が増えました。子どもたちを楽しませる引き出しが少しずつ増えたところで臨んだ「保育所実習」では、授業でつくったパネルシアターを、5歳児のクラスで披露しました。しかし、一緒に歌を歌って楽しむはずが、子どもたちは戸惑い気味。「全員に目を配らなければ」という私の緊張感や焦りが伝わったのが原因でした。反省ばかりの結果になりましたが、先生や仲間に相談し、子どもたちに何かを教える以前に、まずは自分が楽しんで、お互いのこころを開く大切さに気づく機会になりました。

3年次

成長を実感した「幼稚園実習」。ゼミナールでは、母親について研究しました。

3年次は、模擬保育を行う際も対象の年齢や時間ごとに分けて計画し、実践していくことで、幅広い対応力を養いました。「幼稚園実習」では、4歳児クラスで30分の持ち時間をいただき、ゲームを通してルールを守ることや、友達と遊ぶ楽しさを伝えることができました。この実習では、自分が楽しむことを意識したことで自然に子どもたちと打ち解けることができただけでなく、名前を呼びかけながら一人ひとりと向き合うことで、個性の違いに応じた接し方も学びました。3年次から始まるゼミナールでは、託児ボランティアでの母親との交流や「子ども家庭支援論」などの学びを通して興味を持った母親の自己実現についての研究を進めました。

サークル「はっぴぃらいおん」 専攻独自のサークル活動で、地域の児童福祉施設などで、布芝居やコマづくりの遊びを提供しました。子どものこころをつかむ表現法を学べたのはもちろん、学年を超えた仲間と協働する楽しさや達成感も味わえました。
4年次

先生や仲間の支えで突破できた採用試験。学内外での子どもとの交流が、私の強みに。

4年次は、採用試験の対策に注力しました。私は公立園への就職を希望していたので、採用試験対策講座に加え、ゼミナールの先生に個人面接や集団面接の指導をしていただいたり、仲間と一緒に筆記試験の勉強をしたり、先輩から傾向と対策を教わりました。多くの方々に支えられて万全な準備ができたこと、託児ボランティアや海外研修、課外活動などで子どもと接してきた経験にもとづいた考えや想いを伝えられたことで、合格することができました。就職後は、子ども一人ひとりの個性を理解し、可能性を引き出せる保育者になるのが目標です。

※掲載内容は在学時に取材した2022年2月末現在の情報です。

子どもの心身の成長に欠かせない〝遊び〟。そのバリエーションや効果を実践的に学び、楽しみながら発達を促すスキルを養いました。
Story 02
[取得資格・免許状]
  • 保育士
  • 幼稚園教諭一種
  • 小学校教諭一種
この道をめざしたきっかけ
子どもが「好き」、音楽が「得意」を
活かせる仕事に魅力を感じました。

保育施設や小学校の学童保育で、年下の子どもたちの面倒を見るのが好きでした。またその一方で、私はピアノや歌など、音楽で表現することが得意だったので、将来の仕事は「好き」と「得意」の両方を活かせる、保育士や幼稚園教諭をめざそうと思いました。

1年次

教室内のレイアウトにもちゃんと意味がある。保育の基礎を学び、託児ボランティアにも参加。

1年次は、保育の意義や子どもとのかかわり方など、保育者になるための基礎的な知識とスキルを養いました。印象的だったのは、「子どもと環境(保育科指導法Ⅰ)」の授業です。保育室内の配置にも子どもの心理や行動特性に対して配慮されていると知り、保育の奥深さに驚きました。また「ことばからの育ち(保育科指導法Ⅲ)」では、パネルシアターなど遊びの道具をつくり、後の学外実習で活用しました。そして課外では、学科独自のサークルや、「子どもケアセンター」での託児ボランティアに積極的に参加し、子どもや保護者とのコミュニケーションの取り方を、少しずつ実践的に学んでいきました。

学内施設 「子どもケアセンター」 授業の空き時間などを利用して、託児ボランティアに参加しました。託児の前後には、保護者と情報交換を行うので、子どもだけでなく、保護者とのコミュニケーションの取り方も学べました。
2年次

初めての「保育所実習」は反省点だらけ。自分の課題が見え、意識が変わりました。

2年次になると、指導案を考えて模擬保育をしたり、手遊びやピアノの弾き語り、ダンスを発表するなど、現場を想定した実践的な授業が始まりました。年齢に応じたかかわり方を学び、6月には2週間の「保育所実習」に挑戦。しかし実際に現場に立ってみると、計画通りに活動を進めなくては、という焦りが先に立ち、子どもの気持ちや反応に寄り添うことができませんでした。子どもは敏感で、保育者が楽しんでいないことを見抜きます。それ以来、何より自分が楽しみながら、相手が何人であっても、一人ひとりの子どもと向き合うことを意識するようになりました。

3年次

まずは自分が楽しむことを意識した「幼稚園実習」。ゼミナールでは、遊びを幅広く研究しました。

3年次には、1ヵ月間の「幼稚園実習」に取り組みました。実習前の模擬保育で扱った遊びをヒントに指導案をつくり、私自身が楽しみながら遊びを行うと、子どもたちは大喜び。保育者として現場に立つ自信がつきました。また秋には、全学年の有志で行う「遊びの交流会」の総括を任されました。仲間の協力を得ながら、200人余りの親子が集まるイベントを成功させた経験を通して、保育者としても人間的にも成長できたと思います。そして後期から始まったゼミナールでは、竹馬やコマといった日本の伝承遊びや自然活動を研究し、文化や環境の面からも遊びについての知識を深めました。

遊びの交流会 1年次は先輩方をお手本に子どもとのかかわり方を学び、2年次はブースリーダー、3年次は総括として、企画運営に取り組み、リーダーシップを養うことができました。
4年次

先生や仲間に支えられた採用試験対策。4年間で培った実践力を発揮できました。

4年次になると、採用試験対策が本格化しました。対策講座に加え、ゼミナールの先生には模擬面接やエントリーシートを添削してもらい、仲間とは集団面接の練習に励みました。そのなかで確信できた私の強みは、「自分自身が楽しみながら子どもとかかわれること」。採用試験本番では学内外での活動実績とともにこの強みをアピール。実技試験では、ピアノの弾き語りや身体表現、実際に子どもと遊ぶなど、4年間で培った実践力を発揮でき、公立園に合格することができました。卒業後は、一つひとつの活動にねらいを持ち、信念を持って楽しく子どもを導ける保育者をめざします。

※掲載内容は在学時に取材した2021年2月末現在の情報です。

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