
単独では意味をなさない単語が、文章として構成されることで相手に伝わるコミュニケーションとなるように、ビジュアル表現においてもそれぞれの要素の性質や目的を理解したうえで、相手に伝わるように意図的に構成される必要があります。本コースでは、デザインにかかわる表現手法や歴史、考え方を学ぶことでその構成力を高め、トータルデザインとしてのブランディングから広告やパッケージ、サイン計画、Webなどの幅広い領域を学んでいきます。

建築、住宅、インテリア計画などのスペースデザインと、自動車や鉄道などの乗り物、家電製品や生活用品などのプロダクトデザインをそれぞれ学んでいきます。さまざまなものや空間の企画・設計を行いますが、4年間でそのすべてをカタチにすることは不可能です。そのため、ただ単にスキルを身につけるのではなく、デザインの根本的な役割を知り、ものや空間にはどういう機能が必要か、ということに目を向け、あらゆるものや空間に活用できる、応用力を身につけていきます。

「ものが売れない」と言われ、一方で「欲しいものがない」という声を耳にする現代では、「体験」を重視し、「もの」と「こと」の両方をデザインする力が求められます。本コースでは、基礎的な「もの」づくりの知識や技術はもちろん、演習パートナーである企業や自治体の課題を探りながら「新しい体験(こと)」を企画。異分野のスペシャリストをつなぐコミュニケーターとしての役割を担い、実社会を舞台にプロジェクトを成功へ導くデザインプロデュース力を磨きます。
食器、家具、電化製品、自動車など、身の回りの生活用品。商品のパッケージや広告、書籍、WEBなどの視覚情報。また、住宅建築、インテリア、商店街や公園などの空間や地域。さらには目に見えない仕組み、イベントなどの体験に至るまで、挙げればキリがないほど、世の中にはさまざまな種類のデザインの仕事があります。しかし忘れてはならないのは、それらのデザインには、すべて依頼主と利用者(消費者)がいるということ。デザイナーには、依頼主や利用者の声に耳を傾け、問題を発見し、どう解決すればよいのかを導き出すことが求められます。デザイン学科では、観察力や発想力、構成力、伝達力などデザインの基礎はもちろん、企画力、表現力、展開力、協調性を備えた専門的スキルの習得と、総合的なコミュニケーション能力を獲得できる実践的な教育環境を用意しています。
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企業や自治体が抱える課題に対し、濃密なコミュニケーションを重ねながら解決法を探ります。「企画力」「表現力」「プレゼンテーション能力」といった学内で身につけた力をより実践的に高めていく場であり、自身のキャリアイメージを具体的にするための就業体験・自己分析の場でもあります。
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広告代理店、メーカー、デザインプロダクションなど、さまざまな分野の方々が訪れる学外展示会です。3年次までに学んだ成果、そして自分自身を社会に向けてプレゼンテーションすることで、自身の長所や短所を確認し、4年次の就職活動や卒業制作の方向を見定めます。
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韓国や中国、台湾の学生とのワークショップを通じて、学生同士の国際交流が盛んに行われています。異なる文化・環境で育った同世代の学生から受ける刺激は大きく、お互いが成長し合える場となっています。
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授業の一環として、グラフィックデザイン、インテリアデザイン、プロダクトデザインなど、さまざまなジャンルのコンテスト・表彰制度に参加しています。プロを抑えて受賞する学生や、受賞したことでその後の道が開かれた学生もいます。
- ■ クリエイティブディレクター
- ■ アートディレクター
- ■ グラフィックデザイナー
- ■ CMプランナー/ディレクター
- ■ パッケージデザイナー
- ■ エディトリアルデザイナー
- ■ Webプロデューサー・ディレクター
- ■ Webデザイナー・コーダー
- ■ メディアプロデューサー
- ■ イベントプロデューサー
- ■ クラウドソーシングプロデューサー
- ■ コミュニティデザイナー
- ■ ユーザーエクスペリエンスデザイナー
- ■ 建築デザイナー
- ■ インテリアデザイナー
- ■ 空間演出・ディスプレイデザイナー
- ■ ランドスケープデザイナー
- ■ 家具・クラフトデザイナー
- ■ 生活用品・調理器具・文具デザイナー
- ■ 家電・情報機器デザイナー
- ■ トランスポーテーションデザイナー
- ■ キッズ用品デザイナー
- ■ イラストレーター
- ■ アニメーター など

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最新のレーザー加工機、3Dプリンターなどを導入することで、より高度で専門的な加工を施すことができ、学生の制作活動をレベルの高いものにすることができる施設です。
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印刷会社などでも使われている高性能スキャナーでの画像入力機器や白色印刷が可能なプリンター、大型プリンター、大型カッティングマシーンなどを設置しています。
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陶芸室、塗装室、金工室、クレイモデル室、版画室があり、集中講義や専門分野における実習を行います。レーザー加工機、3Dプリンタ、3D掘削機、真空成型機などの専門的な機械工具を完備しています。
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大型木工機械も導入し、本格的な作業が可能。技手が安全面や技術面、デザイン面でもきめ細やかに指導します。〈設備・機器〉横切盤、自動一面かんな盤、木工旋盤、バンドソー、ベルトサンダー など
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メディア造形学部A棟に設置されたギャラリー。学生や教員の作品展示、イベントなどで使用されます。
- 二級建築士(受験資格)
※合格後の免許登録に2年以上の実務経験が必要
- CGクリエイター検定
- Webデザイナー検定
- インテリアコーディネーター
- ユニヴァーサルデザイン検定
- プロダクトデザイン検定 など