メディア造形学部 映像メディア学科

学科概要

自由度の高い複合的な学びで、オリジナリティのあるクリエイターへ。

映像メディア学科は、幅広い学習領域を設定しているので、いくつかの領域を横断的に学びながら幅広い知識とスキルを身につけ、進むべき道を探すことができます。迷いながらも模索した経験はあなた自身の力となり、例えば「動画も撮れるフォトグラファー」「サウンド表現の得意な映画監督」「CGに精通したCMプランナー」など、オリジナリティのあるクリエイターや、さまざまな領域のプロフェッショナルを束ね、作品の企画から世の中に届けるまで制作全体を統括するプロデューサーとしての道を切り拓いていけるのです。

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1年次 基礎を幅広く学ぶ。 2年次 基礎をより深く。 3~4年次 幅広い領域の学びを自由に組み合わせる。

学びの領域

  • 映画領域

    映画は総合芸術。作品をつくり、観客に届けることで広く社会と交流していく。

    映画には、さまざまな芸術表現、文学、音楽、絵画、演劇、そして歴史、政治、あらゆる要素が集約されています。この領域の学びでは、企画から編集まで現場で役立つ能力から、作品をどのように観客に届けていけばよいかを考える配給・宣伝、あるいは映画祭への参加を通し、「観てもらう」ことで完成する実感を持ち、「表現」の根幹を身につけます。

  • TV領域

    情報の多様性、匿名性、循環性がテレビの原動力です。ドラマでもドキュメンタリーでもバラエティでも、情報を視聴者に伝えるジャーナリズムの視点を磨くことが質の高い番組制作に求められています。この領域の学びでは、ドラマやCMといった幅広いジャンルの制作経験を重ね、判断力、決断力、交渉力、演出力といったさまざまな力を身につけます。

  • 写真領域

    「今」に立ち、「過去」に問い、未来を描くメディアがテレビ。

    これまで多くの歴史的瞬間を記録し、現在でも広告、雑誌、Webなど、さまざまな場で使用され、私たちの生活に馴染んだメディアである写真。どんな映像も一枚の静止画から成り立つように、あらゆる映像表現の要素が凝縮されています。この領域の学びでは、カメラの操作技術をはじめ、表現力や展示プロデュース力といったスキルを身につけます。

  • サウンド領域


    同じ映像を題材にしても、音声レベルのバランスや効果音の表現によって、視覚のイメージを楽しい印象にも悲しい印象にもコントロールすることができます。特にデジタルツールが発展した現在は、あらゆる音の表現が可能になりました。この領域の学びでは、音楽制作はもちろん、サウンドで物語る力や先端技術を使った音の表現力を身につけます。

  • 3DCG領域


    3DCGは撮影限界のない自由な表現手段。現実に存在しない世界をリアルに描き出すことも、手描きの絵を立体化することも、その幅はスキルと想像力次第です。この領域の学びでは、モデリングやアニメーションをはじめとした各種アプリケーションの使い方はもちろん、3DCGを用いた新しい表現を構築していく力を身につけます。

  • アニメーション領域


    映像の歴史とともに始まったアニメーションは、多様な表現方法を研究する中で育ってきた身近な存在です。近年ではデジタル技術が導入され、さらなる表現の可能性が見えてきました。この領域の学びでは、動きの物理的挙動やアーク(運動曲線)、誇張といったアニメーションの基本原則をはじめ、安定した動きを作るための描画力を培い、多彩な表現方法を身につけます。

  • インスタレーション領域


    インスタレーションは、映像、サウンドなどのメディアを用いて、空間全体を作品として体感させる芸術です。従来のメディアとは違い、見たり、聴いたり、感じたり、考えたりといった鑑賞者の行為を引き出すことができます。この領域の学びでは、空間全体を作品化する空間構成力や、複合表現力、コラボレーション力、プロデュース力を身につけます。

  • パフォーマンス領域


    映像メディアと身体のかかわりは、映画・映像作品における「演技」、放送における「ナレーション」、舞台や空間芸術における「身体表現」にとどまらず、近年ではデジタルメディアとも結びつき、新たな可能性を持つ時代となりました。この領域の学びでは、身体の動きを通して物語を構成する力のほか、演出力などを身につけます。

想定される将来像

映画、TVから音楽、ゲーム、アニメーションなど。さまざまな業界で横断的に活躍できるクリエイターへ。

  • 映像ディレクター
  • 映像作家
  • 映像ジャーナリスト
  • コマーシャルフォトグラファー
  • 報道フォトグラファー
  • 映画監督
  • 撮影監督
  • シナリオライター
  • 映画プロデューサー
  • 照明技師
  • 録音技師
  • TVプロデューサー
  • TVディレクター
  • アニメーション作家
  • CGキャラクターデザイナー
  • CGアニメーター
  • ゲームクリエイター
  • Webデザイナー
  • サウンドデザイナー
  • サウンドエンジニア
  • 作曲家・ミュージシャン
  • MA(マルチオーディオ)ミキサー
  • 舞台演出家
  • 舞台音響家
  • 舞台照明家
  • イベントプロデューサー
  • 広告ディレクター
  • メディア・アーティスト
  • 俳優、パフォーマー
  • 映像研究者 など

カリキュラム

映像メディア学科のカリキュラムはこちら(PDFダウンロード)

特長的な取り組み

インターンシップ

現場でしか学べない、経験を得る。

学生が映画・映像制作会社などの企業で一定期間働く経験をする「インターンシップ」を積極的に行っています。教員やキャリアサポートセンターの独自ネットワークにより、希望に合わせて柔軟に現場で経験を積むことができます。インターンシップを経験することにより、学ぶ姿勢が格段に前向きになる学生が多いと評判です。

映画「PLASTIC」 撮影現場サポートの様子

映像制作会社Lyricsでの撮影素材の検証の様子

インターンシップ実績
【NUAS映画プロジェクト実績】
  • 映画 「PLASTIC」(監督:宮崎大祐/出演:小川あん、藤江琢磨、小泉今日子)
【インターンシップ参加実績】
  • 映画 「いつか、いつも……いつまでも。」(監督:長崎俊一/出演:高杉真宙、関水渚)
  • 映画 「恋のしずく」(監督:瀬木直貴/主演:川栄李奈)
  • 映画 「嫌な女」(監督:黒木瞳/出演:吉田羊、木村佳乃)
  • 映画 「西の魔女が死んだ」(監督:長崎俊一/出演:サチ・パーカー、高橋真悠) ほか
  • CM 「キチントさん」(東北新社制作) 
  • CM 「全日空」(AOI Pro.制作) ほか
  • PV 「手をつなぐ理由/西野カナ」(SEP制作)
  • PV 「apple*colorful*princess/竹達彩奈」(SEP制作)
  • PV 「THE RED MAGIC/AK-69」(MS ENTER-TAINMENT制作) ほか
  • 映像・広告制作:KANAMEL(旧:AOI TYO Holdings)、アマナ、ヌーベルバーグ、ヌーベルアージュ、
    ヌーベルメディア、ネイキッド、SEP、シースリーフィルム、映像ボックス、スタジオ企画、Lyrics
  • テレビ番組制作:東京サウンドプロダクション、麻布プラザ、オイコーポレーション、
    名古屋テレビ映像、CBCクリエイション、テレビシティ、コックスプロジェクト、ホーボーズ 
  • サウンド・舞台:パシフィックアートセンター、東海サウンド、映像センター 
  • CG・ゲーム:スマートエンジニア、ワンダープラネット
  • フォトスタジオ:スタジオバク
  • 新聞社:中日新聞社
  • 放送局:中部日本放送 ほかこれまでの主な実績

海外研修(韓国)

※過年度実績(内容は変更の場合があります)

国際的に注目を集める映像産業の中心地、韓国での映像文化研修とワークショップ。

対象 1〜3年次(希望者のみ)

2023年度より、韓国にて海外研修を実施しています。アジアのみならず、今や国際的に映画やポップカルチャーを牽引する国の一つとなった韓国における映像制作の現場を視察します。また、事前授業や研修内では韓国の近現代の歴史に触れ、美術館でのレクチャーや作品の鑑賞、京畿大学(協定校)の学生と共同で行うフィールドワーク等を通して、文化産業の躍進の背景を体感します。こうした多角的な学びを踏まえ、国際感覚を養うことで、クリエイターとしての視野と可能性を大きく広げます。

国際交流プロジェクト

※過年度実績(内容は変更の場合があります)

共通のメディアを学ぶ、異文化の学生との交流。

LASALLE College of the Arts(シンガポール)で毎年夏に開催される国際ワークショップに希望者から選抜された学生が参加しています。世界各地から集まる学生たちとともに、テーマに沿った約2週間の滞在制作、展示を行います。共通言語である英語での作品プレゼンテーションから展示までを経験することで、国際感覚を身につけることができます。

学外展覧会

客観的な評価を受けることで成長につながる学外での展覧会を多数開催!

社会に向けて広く作品を発表する機会として学内外で展覧会を開催しています。学科の有志による「add展」、インスタレーション領域の学生による「VMIC展」、写真領域の学生による「PRE展」、愛知県内の芸術大学連携プロジェクトによる展示、そして合同祭(大学祭)に合わせて学内で開催する「ゼミ展」と4年間の集大成となる「卒業制作展」などです。また、学外のコンペティション(コンテスト)への応募や作品制作に必要な費用を大学が補助する「コンペティション奨励制度」も設けています。

> イベント情報はこちら
(受験生の皆さまもぜひお越しください)

主な施設・設備

  • 音響編集室(サウンドスタジオ)

    アナログとデジタルを融合させた本格的なレコーディングスタジオ。4Kプロジェクターでの試写や、映画館でも使用されている立体音響システムDolby Atmosにも対応。プロレベルの技術を学べます。

  • 撮影スタジオ

    一流スタジオの設計思想を随所に取り入れた撮影スタジオです。映像や写真撮影におけるプロフェッショナルの仕事でも対応可能なクオリティが確保されています。

  • 映像実習室

    グラフィック性能の高いPCを完備したCG特化型の実習室。Mayaをはじめとした3Dソフトウェアを使用し、CGアニメーションからゲームアセットまでさまざまな制作を行います。

  • ノンリニア実習室

    映像制作に必要なあらゆるソフトウェアがインストールされ、基礎的な編集から高度な加工・合成にいたるまで、幅広い用途に対応。映像関連のさまざまな授業で使用されています。

資格

CHECK 資格取得の受験料全額支援制度

就職活動やキャリア形成に役立つ各種資格の取得を奨励するため、対象となる60種類以上の資格において、
取得(合格)した資格の受験料全額を支給します。在学中に1人4回まで利用できます。

目標とする資格 ★…「資格取得の受験料全額支援制度」対象

  • 舞台機構調整技能士(国家資格)★
    ※授業内で資格取得のためのサポートをしています。

  • マルチメディア検定★
  • CGクリエイター検定★
  • CGエンジニア検定★

  • Webデザイナー検定★
  • 画像処理エンジニア検定★
  • アニメーション実技試験★

  • サウンドレコーディング技術認定試験★
  • Pro Tools技術認定試験★

  • 映像音響処理技術者資格認定試験★
  • 基本情報技術者試験★ など

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