
医療の高度化・複雑化や、複数の医療職種がチームとなって医療を提供する現在の医療現場において、看護師にも高度かつ専門的な知識・技術に基づいた主体的な行動、的確な判断が求められています。こうした要望と期待に応えるため、名古屋学芸大学は、独立行政法人 国立病院機構 名古屋医療センターとの包括連携協定のもと、質の高い看護師を養成しさまざまな医療機関に送り出しています。
国立病院機構 名古屋医療センター
600を超える病床と37の診療科を持つ、国立病院機構 東海北陸グループの中核となる医療機関。第三次救急指定病院としての役割も担い、24時間体制で高度な救急医療を提供しています。



2年次の「基礎看護技術演習」の一環として、特別な訓練を受けた模擬患者(Simulated Patient)の方を招いた演習を行っています。学生同士の演習とは違い、実際の患者さんに近い視点から看護技術やコミュニケーションについてのフィードバックが得られます。実際の患者さんからも聞けない鋭い指摘は、学生の意識をプロのものへと変えていきます。

現地の医療と文化に触れ、看護学の国際感覚を養う約3週間のプログラムとして、オーストラリア・グリフィス大学への海外研修を実施。英会話の授業で語学力を磨きながら、「異なる国籍および環境の病気」や「オーストラリアでの看護師の役割」などについて学ぶほか、現地の看護研究所や病院を見学します。また、グリフィス大学の学生との異文化交流も経験できます。
※過年度実績(内容は変更の場合があります)

専門基礎科目の選択科目として「専門基礎入門(看護と生物)(看護と化学)(看護と物理)(看護と統計)」を開講しています。看護師としての論理的思考力を養うことが目的ですが、高校時代に選択していなかった分野の補完としての側面もあり、初歩的な知識から効率的に身につけることができます。

「mean a lot」は、看護学生の専門性を活かし、病気で苦しむ子どもやご家族を支援するために学生有志によって設立されたボランティアサークルです。小児医療支援の寄付のためのイベント参加、療育園の行事サポート、子ども食堂のお手伝いなど、さまざまな場で子どもたちと交流しながら、その笑顔や楽しみを増やせるよう、活動の幅を広げています。

姉妹校である名古屋外国語大学から教員を招いて語学科目を開講し、グローバル化が進む医療の現場で求められる語学力を身につけます。特に英語では、基本的なコミュニケーションがとれる語学力だけでなく、医学に関する海外の文献を理解できる力や、英語での論文執筆ができる力も習得します。
- >各科目のシラバス(授業計画)はこちら
- ※カリキュラム変更や科目名変更の都合により、一部の科目は閲覧できない場合があります。

就職活動やキャリア形成に役立つ各種資格の取得を奨励するため、対象となる60種類以上の資格において、
取得(合格)した資格の受験料全額を支給します。在学中に1人4回まで利用できます。
- 看護学科に関連する
対象資格の一例 -
- 防災士
- 救命救急講習 ハートセイバー
CPR AEDコース - 救命救急講習 ハートセイバー
ファーストエイドコース - 救命救急講習 BLSプロバイダーコース

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衛生的手洗いに始まり、ベッドメイキングや患者さんの体位変換・全身清拭・洗髪といった生活援助、体温・脈拍・呼吸などのバイタルサインの測定、そして注射・採血など、基礎的な看護技術を身につける実習室です。
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乳児から幼児を対象に、子どもの清拭・沐浴、身長・体重測定、バイタルサイン測定、離乳食の介助、治療や検査の介助など、子どものケア、生活援助技術を学ぶ実習室です。
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さまざまな医療機器・設備を用いて、病室、手術室、集中治療室などをリアルに再現し、シミュレーション教育を通じて実践力を高めるための実習室です。
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患者の自宅の一室を模した実習室を使い、自宅で治療を続ける患者に対する医療現場とは異なる環境での看護の方法や技術などを学びます。
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約270席を備えた504講義室では、国立病院機構 名古屋医療センターで活躍する現役の医師などを招いた講義を行います。
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多くの専門書を取り揃えた図書室。静かな空間で集中して調べ物や自主学習に取り組めます。
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各階にあるロビーは、昼食を食べたり、空いた時間に自主学習をしたり、多くの学生が集まる憩いの場。大きな窓からは名城公園や名古屋城が一望できます。