福島県のサバとイワシの現状を学び、福島の未来を一緒に支えるメニューコンテストに参加。本学の学生が考案した「いわしの南蛮風」「いわしのハンバーグトマト煮込み」「鯖の山椒焼き」が優秀作品に選ばれました。その後、企画・試食会を経て、主催者の日本ゼネラルフード(株)が受託する事業所給食で実際に提供。告知ポスター等にもこだわり、完売に至りました。
愛知県に住む若者の野菜摂取量を増やすため、「あいちサラダめし」の開発に(株)ローソンと管理栄養学科の学生が取り組み、若年層の食生活を意識した新メニュー「ドン!ビビンパ」を考案。彩り鮮やかで食べやすく、一日に必要な野菜摂取量の3分の1を摂れるボリュームたっぷりの一品が、2021年8、9月に東海・北陸地区の店舗で販売されました。
名古屋で創業290余年の老舗仕出し料理店である(株)八百彦本店と学食メニュー開発などを行うサークル「Canteen(カンティーン)」が連携し、オリジナル弁当を協同開発しました。栄養バランスが計算された彩りの良いお弁当は、本学デザイン学科の学生が手がけたパッケージデザインとともに好評で、期間限定商品としてジェイアール名古屋タカシマヤでも販売されました。
「今までにないカレーうどんを通じて、名古屋の新名物を発信できないか」という(株)若鯱家、名古屋青年会議所からの声をもとに始まった商品開発プロジェクトです。コンセプト段階から打ち合わせを重ね、名古屋名物のカレーうどんとタイ料理のトムヤムクンを融合させたメニュー「トムヤムクン風カレーうどん ~八丁味噌ソース入り〜」を開発。スパイスの効能によりダイエットに関心の高い健康志向の女性に向けたメニューとして20店舗以上の若鯱家で販売されました。
管理栄養学科 応用栄養学研究室の学生と、学校給食や病院にカットフルーツを提供する食品会社「フルーツライフ」が食物アレルギー対応デザートを共同開発しました。3大アレルゲンといわれる卵、乳、小麦を使わず、豆乳や米粉などの代替食品を使用しています。開発に協力した、アレルギーを持つ親子の交流会「ぷちヴェール日進」の参加者からは「みんなで安心しておいしく食べられるのはありがたい」といった感想が寄せられています。2015年3月より、「あんしんがとう」ブランドとしてオンラインショップでも販売されています。
宮城県の水産加工会社(株)ヤマトミでの復興支援インターンに参加した学生たちが、同社に対して介護食を提案しました。考案したメニューのうち、石巻で水揚げ量が多いアナゴを使った「アナゴの卵とじ」が復興庁に出向していた森永乳業の社員の目に留まり、(株)クリニコ(森永グループ)と連携して商品化することが決まりました。その後、厳しい品質基準をクリアするための検査・検証が進められ、2017年3月に「やわらか亭 穴玉丼」として発売されました。
「わたなべ内科クリニック」と提携し、2005年より毎年2回、糖尿病患者を対象とした参加型栄養教室を開催しています。企画・運営などのすべてを学生が担い、これまでに「レッツ・パッククッキング」「油を上手に使おう!」「レッツ・ベジクック 野菜をおいしく食べましょう」などをテーマに行いました。学生にとっては患者と密に触れ合う貴重な機会となり、将来医療機関で働くうえでのイメージづくりに役立っています。約30人の定員は毎回ほぼ予約で埋まり、常連の参加者もいるほど好評のイベントとなっています。
日進市提案型大学連携協働事業として、本学デザイン学科の協力の下、日進市健康課発行の「日進市ヘルピー健康だより」を作成しました。テーマは同世代に多い「朝食欠食」。約300人の学生に朝食に対する意識調査を行い、実態のデータとともに朝食をとる大切さ、手軽に朝食をとるためのアイデア、レシピなどを紹介しました。同紙は日進市内にキャンパスを構える大学の新入生に対し計1万部が配布され、健康意識の向上に役立てられています。
近年、アレルギー対応のレシピが増えていますが、手軽につくれないものが多いことが現状です。そこで、アレルギーを持つ子どもたちが家族や友人と楽しく安全に食卓を囲めるように、おいしく、つくりやすいアレルギー対応レシピを開発。「ぷちヴェール日進(日進市内のアレルギーを持つ親子の交流会)」と提携し、クッキングセミナーの形式で参加者たちと調理・試食会を行っています。アレルギー食材を代替品に切り替えるだけでなく、おいしさや見た目にもこだわったたくさんのメニューが生まれています。
「日進市役所地域福祉課」と協力し、介護予防・生活支援総合事業「健口・健食げんきクラブ」を実施しています。要支援者や、低栄養または口腔機能低下のおそれがある方を対象とし、栄養・口腔機能・運動機能の改善プログラムを実施することで生活行為の改善を図り、地域で自立した生活を送れるよう支援するものです。学生も栄養面のスタッフとして参加し、アセスメント(評価)、栄養相談、レシピ開発、 教室運営などを行っています。延べ300人以上の特定高齢者にご参加いただいています。