グラフィックデザインを中心に学んだ学生の4年間
誰かを笑顔にしたり、支えたり。デザインで社会の課題を解決する思考力と技術を身につけました。
1年次

見えない「風」を可視化する課題で、デザインの本質に触れました。

私は絵を描くことが好きで、グラフィックデザインに興味がありました。入学後にすべてのデザインの基礎となる文字組みや、Illustratorなどのデザインソフトの操作法を学んだ後、取り組んだのは「風」を可視化するという課題。感覚を研ぎ澄ませ、風の強さや温度を色と形で表現することで、デザインとは何かが少しずつわかってきました。

2年次

ビジュアルコミュニケーションデザインコースで、企画力と表現力を磨きました。

2年次は、ポスターの制作でタイポグラフィ、絵本の制作で物語の創作や製本の技術など、課題を通してスキルを磨きました。特に「新しい記念日」を企画する課題で、野菜をテーマにロゴや雑貨をデザインしていくなかで、一つのコンセプトを軸にさまざまな制作物へとデザインを展開していくブランディングの楽しさに出会いました。

3~4年次

プロジェクトやコンぺに参加しながら、ブランディングを軸に独自性を追究しました。

3年次からは、意図をより明確にした上で細部までつくり込むことを徹底し、デザインを行いました。例えば「なごやVISION展」では、愛知県春日井市の名物・サボテンのブランディングを提案。サボテンをモチーフにした商品を企画し、パッケージなどをトータルにデザイン。教員や来場者から高評価をいただいたことで、自分のデザインや考え方に自信がつきました。また、3年次は子ども向けのイベントを企画運営する「産学協同プロジェクト」に参加し、4年次は「JAGDA国際学生ポスターアワード」で入賞するなど、学外にも活動の場を広げ、より豊かな表現力を養いました。そして卒業制作では、“手”をテーマにした作品を制作。ダイヤグラムや製本、パッケージデザイン、映像などの要素が詰まった、4年間の集大成となりました。

「8/31野菜の日をもっと楽しく」をテーマに、雑貨やロゴをデザインした作品「VEGE COLORFUL」(2年次)
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「8/31野菜の日をもっと楽しく」をテーマに、
雑貨やロゴをデザインした作品
「VEGE COLORFUL」(2年次)

サボテン商品のロゴやパッケージなどを提案したブランディング作品「Sabo.」(なごやVISION展作品/3年次)
Work

サボテン商品のロゴやパッケージなどを
提案した
ブランディング作品
「Sabo.」(なごやVISION展作品/3年次)

手を5つの視点からとらえ、新しい発見をしてもらおうと制作した展示作品「手と、」(卒業制作作品/4年次)
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手を5つの視点からとらえ、
新しい発見をしてもらおうと制作した展示作品
「手と、」(卒業制作作品/4年次)

※掲載内容は在学時に取材した2022年2月末現在の情報です。

プロダクトデザインを中心に学んだ学生の4年間
便利で格好いい、だけじゃない。気持ちや生活を豊かにするものづくりを実践的に学びました。
1年次

平面、立体、空間の全領域を学びながら、自分の適性を見極めました。

建築と玩具のデザインに興味があり、自分の適性を探った1年次。一番楽しかったのが、段ボールで卓上の収納を制作したプロダクトデザインの課題でした。「自分が格好いいと思うもの」ではなく、さまざまなメーカーの製品を調査しながら「使う人が何を求めているのか」を考えてつくる楽しさと難しさに惹かれました。

2年次

スペース・プロダクトデザインコースに進み、多様な素材を扱いながらスキルを広げました。

2年次は、「スピード感のある造形物のデザイン」「個人情報端末のデザイン」などの課題に取り組みながら、プラスチック、木材、金属、陶器など、さまざまな材料の加工法を学びました。人間工学に基づく設計、アンケートやモニター調査による仕様の決定や改善なども求められ、より実践に近いものづくりのノウハウが身につきました。

3~4年次

造形の美しさと高い機能性を融合させた、オリジナリティのある作品の制作に取り組みました。

3年次以降は、制作の意図から、素材、形、機能の細部に至るまで、より明確な根拠を求められるように。また授業では、レンダリング(デジタルデータで完成予想図をつくる技術)なども学び、大型の作品や精密な作品にも挑戦しやすくなりました。例えば、3年次に制作した「Re:Desk」は、気軽に模様替えを楽しみながら、今も未来も、快適な作業空間を提供したいと企画した作品。モジュール化された机と棚を、自由に組み合わせられる最適な角度を探り、0.01mm単位の設計を施しました。この作品を発展させ、卒業制作ではカスタマイズできる机と棚、椅子を制作。卒業研究として「ライフスタイルの変化に対応するモジュールのスタイル」をテーマに論文も作成し、4年間の学びの集大成としました。

デスクと2種類の棚でカスタマイズの楽しさを提案した作品「Re:Desk」(3年次)
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デスクと2種類の棚で
カスタマイズの楽しさを提案した作品
「Re:Desk」(3年次)

変形菌をモチーフにしたオイルランプ「instant lamp」(なごやVISION展作品/3年次)
Work

変形菌をモチーフにしたオイルランプ
「instant lamp」
(なごやVISION展作品/3年次)

ライフスタイルの変化に対応しながら長く使える「リアレンジシェルフ」(卒業制作作品/4年次)
Work

ライフスタイルの変化に対応しながら長く使える
「リアレンジシェルフ」(卒業制作作品/4年次)

※掲載内容は在学時に取材した2022年2月末現在の情報です。

グラフィックデザインを中心に学んだ学生の4年間
さまざまな表現にチャレンジし、「日常を幸せにするデザイン」の考え方と技術を身につけました。
1年次

「見えないものを可視化する」。デザインの奥深さを知りました。

もともと平面デザインに興味がありました。デッサンや文字組みなどの基礎を学んだ後、取り組んだのは「風を可視化する」という課題。色やカタチで温度や強さをどう表現するか考えながらデザインする作業は実に楽しく、デザインの奥深さを実感しました。

2年次

ビジュアルコミュニケーションデザインコースでさまざまな手法を試し、“得意”を探しました。

2年次は、Web、絵本、パッケージ、ロゴ制作などを幅広く学ぶ中で、自分の適性を探りました。「記念日」について考え、企画する課題ではテーマ設定からポスターなどにデザインを発展させていく手法に惹かれ、トータルデザインを意識した学びを深めました。

3~4年次

学外や海外にも学びのフィールドを広げ、より豊かな表現と独自性を追究しました。

3年次は、前期にマーケティングとエディトリアル、後期にWebとエディトリアルを選択してスキルを養いつつ、学内外で作品制作に取り組み、表現の質と幅、そして独自性を高めました。展覧会に向けた制作では、人に見られることを意識し、一つひとつのデザインの意味をより深く考えるように。また商業施設との「産官学協同プロジェクト」で、初めて映像制作に挑戦したほか、中国でのワークショップでは、海外の学生とポスターを制作しました。こうした学びを通して、「人を幸せにするモノやコトを総合的にデザインする」という目標が定まり、卒業制作では和菓子をテーマに、ポスター、冊子、書籍、立体作品、映像、アニメなどで構成される展示作品を制作し、4年間の学びを総括できました。

コンテストで優勝し、制作した「コンタクト展」のポスター(3年次)
Work

コンテストで優勝し、制作した
「コンタクト展」のポスター(3年次)

「言葉と視覚化」の課題において、太宰治の小説「女生徒」の世界観を文字と糸で表現した立体作品(3年次)
Work

「言葉と視覚化」の課題において、
太宰治の小説「女生徒」の
世界観を文字と糸で表現した立体作品(3年次)

和菓子の魅力を、冊子や映像などさまざまなデザイン手法で伝える「和菓視展」(卒業制作作品/4年次)
Work

和菓子の魅力を、冊子や映像など
さまざまなデザイン手法で伝える
「和菓視展」(卒業制作作品/4年次)

※掲載内容は在学時に取材した2021年2月末現在の情報です。

プロダクトデザインを中心に学んだ学生の4年間
機能性も美しさも欠かせない。専門的な学びと自分の経験を活かして「使う人のためのデザイン」を追究しました。
1年次

平面、立体、空間の各領域を学びながらデザインの基礎をいちから身につけました。

もともと平面デザインに興味がありました。デッサンや文字組みなどの基礎を学んだ後、取り組んだのは「風を可視化する」という課題。色やカタチで温度や強さをどう表現するか考えながらデザインする作業は実に楽しく、デザインの奥深さを実感しました。

2年次

スペース・プロダクトデザインコースに進み、専門性を深めつつ、海外研修にも参加しました。

自分が競技者だったこともあり、スポーツ用品のデザイナーをめざしてスペース・プロダクトデザインコースを選択。3D CADやコピックマーカーでの立体表現の手法を学んだほか、海外研修では研修先の学生とのワークショップを通して、視野が広がりました。

3~4年次

使う人を意識し、「スポーツ」をテーマに制作。自分のオリジナリティが見えてきました。

3年次からは「スポーツ」に特化した作品制作に励みました。例えば3年次の「なごやVISION展」に向けて制作したゴーグルは、「スノーボード中に曇って困る」という、自身の体験から発案。機能性と見た目の美しさにこだわり、学内外の方から高い評価をいただきました。また、「産官学協同プロジェクト」や、地元企業の実業団チームのポスターなどを制作した「地域連携事業」、スポーツ用品メーカー4社での「インターンシップ」では、企業の方やプロのデザイナーから多くの刺激をもらい、感性や技術をさらに磨くことができました。そして卒業制作では、自宅でソフトボールの打撃練習ができるバットを開発。「使う人の技術とモチベーションを高める」という私の制作テーマの集大成となりました。

鷲の瞬膜の動きからヒントを得た、曇り解消スノーゴーグル「EAGLE」(なごやVISION展/3年次)
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鷲の瞬膜の動きからヒントを得た、
曇り解消スノーゴーグル
「EAGLE」(なごやVISION展/3年次)

内側から送風し、外側でゴミを吸い込むシューズクリーナー「TURNING」(コンタクト展/3年次)
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内側から送風し、
外側でゴミを吸い込むシューズクリーナー
「TURNING」(コンタクト展/3年次)

フォームの確認やスイングの良し悪しを確認しながら練習できる「GROWTH BAT」(卒業制作作品/4年次)
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フォームの確認やスイングの良し悪しを
確認しながら練習できる
「GROWTH BAT」(卒業制作作品/4年次)

※掲載内容は在学時に取材した2021年2月末現在の情報です。

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